注目のニュース&分析記事(2025年8月)大衆消費市場・日常生活への活用浸透、関連施策の推進、技術環境整備など多様な動き
伝えたいこと
NFT関連のニュースまとめ
注目ニュース3選
- メルカリでNFTの取扱いがスタート
- 食品のトレーサビリティにブロックチェーン活用
- 金融庁、ステーブルコイン承認へ。暗号資産の金融活用に道開く
メルカリ、「メルカリ」でNFTの取引ができるNFTマーケットプレイス「メルカリNFT」において、新規NFTの販売を開始。今回の取り組みにより、「メルカリNFT」から事業者の新規NFT購入・出品が可能に。
トレードログ社、食の品質管理をブランディングにつなげるトレーサビリティ統合支援パッケージ「トレードログ」を提供開始。製造業やエネルギー分野などで活用されてきたものを、食品流通事業者様からの要望にこたえて最適化し、提供へ。
国内初の円建てステーブルコイン、金融庁承認へ。JPYC株式会社が秋にも発行。今後3年間で1兆円分の発行を目標。世界ではドル建てを中心に市場規模が2500億ドル超(約37兆円)に拡大しており、日本でも国際送金の手段などとして普及を目指す。
メルカリ、チケット販売、推し活、嗜好品(ウイスキー)など大衆市場でのWebテクノロジー普及すすむ
メルカリ、NFTマーケットプレイス「メルカリNFT」において「Shibuya_Zensen <Yoiyami>」の新規NFT販売を開始。
「Rakuten NFT」、「楽天イーグルス」「ヴィッセル神戸」の公式チケットリセールに「NFTチケット」を導入。NFTチケットでは出品者が自由に価格を設定することができるなど、通常の2次流通よりもユーザーが安心してチケットを購入・リセールすることが可能に。
推しのNFTを用いて世界に1枚だけのオリジナルクレジットカードを発行できる「24karatカード」の提供開始。300名以上のVTuberが参画し、日常の決済が“推し活”につながる新しい体験が可能に。
国内唯一の洋樽専業メーカーである有明産業、がFiNANCiEにおいてクラウドファンディング「We Love Whisky」を実施。少額(500円)からの支援でも購入対象者となり得る設計。 クラファンと並行し、樽の違いを愉しむ「タルスキー」4種セットや”特別仕様”ミニ樽フルセット等も発売し、購入者には「ラブスキートークン」提供。
ブロックチェーン/NFT活用に向けたメルカリとSonyの連携、NFTアプリのUI/UX改善など技術環境の整備すすむ
メルカリとソニーグループのブロックチェーン関連会社であるSony Block Solutions Labs Pte. Ltd.、NFTやデジタルコンテンツ普及促進に向けて基本合意。ソニーの提供するブロックチェーン「Soneium(ソニューム)」を活用し、さまざまなIPに関するNFTやデジタルコンテンツ関連サービスの開発・供給促進、および新たなエコシステム構築へ向けた連携を目指す。
NFTの閲覧・保有アプリ「SUSHI TOP マイアプリV2」をリリース。より直感的なインターフェースになりNFTの閲覧・保有機能がより一層使いやすく。「快適さ」と「愛着」を両⽴するUI/UXへ。
子どもを念頭においた「遊び」(クレーンゲーム、レーシングゲーム)、女性の「コミュニティ」等、細分化した市場でのNFT活用が地道な広がりみせる
クレーンゲームジャパン社、オンラインクレーンゲームにNFT獲得機能を実装。遊びながらNFTを獲得できる新時代のエンタメ体験をで、新しい参加動機と持続的なエンゲージメントを創出。
Relic社、NTTドコモのメタコミュニケーションサービス「MetaMe」において小学校4~6年生を対象に、NFTレーシングゲーム「GT6551」を活用し、NFTやブロックチェーンといった先端技術をゲーム体験を通じて楽しく学べるイベントweb3体験ワークショップ「遊んで学ぶ!NFTレーシング体験」を初開催。
女性専用24時間ジム「アマゾネス」が、次世代のフィットネス×コミュニティプロジェクト「アマゾネストークン@森脇悠人」が始動。トークンを軸にした共創コミュニティを形成し、トークン保有者向けユーティリティを提供へ。
日本文化、地域文化の発信にNFT活用すすむ
市川團十郎を迎えた日本文化を再編集し世界へ発信するWeb3プロジェクト開始。NFT、メタバース、DAOなどWeb3技術を活用。株式会社Media-X)が株式会社ワントゥーテンが共同推進。10月よりNFTの販売を予定。
山形銘菓「さくらんぼのたまご」を買うと「やまがた舞子プレミアムカードNFT」全11種がランダムで貰えるNFTカード付きお土産誕生。デジタル技術の導入により、舞子文化の新しい体験価値を創出。NFT保有者しか入ることのできない限定コミュニティでは、やまがた舞子の活動報告・告知、舞子の皆様のショートムービー配信等を予定。
暗号資産/ビットコインの取引環境整備すすむ。NFT社会実装のはずみとなるか
オーケーコイン・ジャパン株式会社、暗号資産取引所にて、『オフィシャル トランプ(TRUMP)』を取扱い開始。TRUMPはコミュニティ主導のプロモーションや政治的メッセージ性が特徴で、一部ではNFTプロジェクトやキャンペーンとの連携も。
SBI VCトレード株式会社、東証グロース市場及び福証 Q-Board上場でデジタル資産戦略を推進する株式会社 Lib Workと連携し、大口顧客向けの特別サービス「SBIVC for Prime」を通じて、ビットコイン取引・保管・運用における各種サポートを開始。
まとめ
暗号資産(ステーブルコイン)取引の政府承認がNFTの市場的・社会的受容につながかどうか、要注目

東京大学工学研究科都市工学専攻を修了の後、公益財団法人九州経済調査協会や九州大学において長年、地域調査や産業政策・地域政策の立案に従事するとともに、数多くのまちづくりに参画している。
MikoSea Curator - Sakaguchi2025年7月のホットなニュースをわかりやすく解説します。